最近、目が合うと私のところに近づいてきてくれる女の子がいます。
女の子(2歳児)は、私に近づくと、私の顔を指さし、
「誰?」の表情で首をかしげて名前を聞いてきます。
「しのざき先生だよ」と伝えると、今度は
私の鼻を指さし、「誰?」の表情。
私は彼女が鼻のことを知りたいのかと思い、
「それは鼻だよ」と伝えると、彼女は首を横に振り、
「違う」の表情。
次に私のほっぺを指さしたので、
「そこもしのざき先生だよ」と伝えると、
嬉しそうに笑っていました。
このやりとりを、鼻、ほっぺ、口、さまざまなところで
聞いてきた彼女に何度も私の名前を伝えました。
彼女は最近、物の名前や友だちの名前を覚え始め、
それを言葉で話すのが楽しいお年頃のようです。
しかし、彼女の口から「しのざき先生」という言葉は
まだ一度も聞いたことがありません。
このやりとりをここ数日繰り返しているはずなのに
私は少し寂しい気持ちと、子どもの言葉の発達は
不思議だなぁと思う今日この頃です。
いつか彼女に「しのざき先生」と呼ばれる日まで
辛抱強く彼女の質問に誠実に答えていきたいと思います。
保育士 篠﨑
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