皆さんはこの黄色い乗り物が何に見えますか？「何に見えるか？と言われても…ページの左上に明記されている通りパワーショベルじゃない？」と思うかもしれません。しかし、子どもにとってはそうでないことがあります。

　それは掃除機をかけていた時のこと、私のエプロンの裾をひっぱったAさん。「見て～」とこのパワーショベルのページを指さした後、掃除機を指さしました。Aさんは答えを言うでもなく「ヘヘッ」と笑ってすぐにその場を去ってしまいましたが、もしかするとこの絵本のページのパワーショベルと掃除機をかけている時の柄が降り曲がった形が似ていることを伝えたかったのかもしれません。

　そこで私は、先日の研修に向かう車の中で先輩の先生が「子どもが小さい頃にケイヨーデイツーの看板『D2』の形を見て、『コップのお店！』って言ってたのよ～」と話していたことを思い出しました。大人の想像を超える子どもの発想は面白いですね。

保育士　村田(み)