朝の登園時は子どもたちにとって保護者の方に「いってらっしゃい」をする時間です。保育者のお膝に座ってゆっくり気持ちを切り替えるお友だちもいます。A君もその一人。いつもはよく私のお膝に座っていることが多いのですが、その日はたまたま別の保育者のお膝に座っていました。

　すると、1歳児のB君がやってきて「A君はあの先生のことが好きになったのかなぁ？」と一言。私が「そうかもしれないね～」と返すと「ふ～ん、そっかぁ。ぼくは先生のことが好き！」とハグしてくれました。

　私はB君のその言動にビックリ！普段A君が私のお膝に座ってることが多いということを知っていて、さらに「先生が寂しいかもしれない…」とB君なりに気を使ったからです。

　3月になり、あと1か月ほどで進級となります。体も大きく成長しましたが、心も大きく成長しましたね。今のメンバーで過ごすのは残り僅かとなりますが、子どもたちの成長に驚かされる日々を大切にしたいと思います。

保育士　村田(み)